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『この間別れた後、啓に怒鳴っておいたからね。』
「いえ…私が悪いんです。」
黙って聞いていたお父さんが言った。
『まぁ、二人の事だから、口出しはできんけどな……』
「すいません………」
そして、お母さんは…
『本当に、絵奈ちゃんにはお嫁にきて欲しいと、私は思ってるのよ……。』
「ありがとうございます。でも……」
そこまで話ししていると、啓くんが下りて来た。
『よし。行くよ。』
「はぁい。」
………待たせたくせに態度がでかい。
けど、啓くんは昔誕生日に私がプレゼントした、テーマは【夏男】のジーパンに、シャツを着ていたのに気付いた。
まだ寒そうだけど、なんか嬉しかったから何も言わずにいた。
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