二人最後の遊園地。

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啓くんの家に着いた時にはもぅ夜中の1時を回っていた。 『あがって行けよ。』 啓くんがぼそっと言った。 私も相当疲れていて、あと1時間かけて帰る気にはなれなかった。 それに…まだ一緒に居たかった。 「うん。でもお母さん達もぅ寝てるよね?いいのかな……」 『何をいまさら…今まで夜中遊びに来てた事もあったじゃん!』 「そうだけど……」 ………昔とは違い、別れてる私達が、一緒に出掛けてるのも変だけど、夜中実家にお邪魔するのは、もっと変だよね…。 案の定、家は真っ暗。静かにお邪魔し、階段を上がって部屋へ入った。
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