2003年5月18日。

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私は呆然と立ったままだった…… 現実を受け入れたくないのか、涙も流さず、ただ理解出来ない顔をしていた。 『絵奈ちゃん。 …啓…だよ………手……握って……あげてくれるかな?』 お母さんが声になってない声で言った。 私は椅子に座り、ベットの上に寝ている人の手を握った。 ………………この手……………… ……………啓くんの手だ………… ………………温かい……………… …………!!!嘘っ!!!……… 我に返った。改めてベットに寝ている人の顔をみると啓くんだった。 ……………なんで?!…………… …………何があったの?!……… ………何でこんな事になってるの?………
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