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私は呆然と立ったままだった……
現実を受け入れたくないのか、涙も流さず、ただ理解出来ない顔をしていた。
『絵奈ちゃん。
…啓…だよ………手……握って……あげてくれるかな?』
お母さんが声になってない声で言った。
私は椅子に座り、ベットの上に寝ている人の手を握った。
………………この手………………
……………啓くんの手だ…………
………………温かい………………
…………!!!嘘っ!!!………
我に返った。改めてベットに寝ている人の顔をみると啓くんだった。
……………なんで?!……………
…………何があったの?!………
………何でこんな事になってるの?………
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