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するとヒロミはホッとしたように小さくため息をつき、言葉を続けた。
声の調子から、彼女の今の気持ちが伝わってくる。
迷いも不安も無く、何やら穏やかに感じられるのは気のせいではない筈だ。
『…なんか、ごめんね。
実は今、旦那と一緒なの。今夜は初詣でもいこうかって話してて…。
さっきコンビニ行くって出ていったから、その隙に…っていうと誤解受けちゃうかもしれないけど…でもね、今…、オオキくんと話したかったんだ』
『…そっかぁ…
…初詣は?どこに行くの?』
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