121人が本棚に入れています
本棚に追加
しばらく沈黙が続いた。
自分によく似た人間は3人居ると聞くから、別に私に似た人がいてもあまり驚かない。
ただ…私が気になるのは凄い形相でこっちを見ていたって事。
何で見ず知らずの人にそんな目で見られなければならないのか。
…気味が悪い。
彼方も同じ事を考えていたのであろう。
顔から少し血の気が引いてる。
この気まずい沈黙を破ったのは、おじさんの一言だ。
『クレープ出来たよ!』
『おっ!やっと出来たか。食べようぜ♪』
『うん♪』
2人共さっきの事を忘れるかの様に明るく振る舞った。
最初のコメントを投稿しよう!