-出逢い-

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しばらく沈黙が続いた。 自分によく似た人間は3人居ると聞くから、別に私に似た人がいてもあまり驚かない。 ただ…私が気になるのは凄い形相でこっちを見ていたって事。 何で見ず知らずの人にそんな目で見られなければならないのか。 …気味が悪い。 彼方も同じ事を考えていたのであろう。 顔から少し血の気が引いてる。 この気まずい沈黙を破ったのは、おじさんの一言だ。 『クレープ出来たよ!』 『おっ!やっと出来たか。食べようぜ♪』 『うん♪』 2人共さっきの事を忘れるかの様に明るく振る舞った。
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