3人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ
祈る事を諦めた
透き通る空の朝
どんな気持ち抱えてても
誰にも届かないなんて…
まるで私は、エコー
狭く白い部屋から
同じ景色が見える
当たり前だけを望んだ
細やかな運命(命)でさえ
儚い物としった……
広げた地図の上、旅立つように、此処ならば自由になれる
目を閉じれば、果てない道、忘れられる痛みも全部
あの花の向こう側は
やさしく眩しい方に
こんな空っぽな私を
静かに抱き締めてくれる
遠くへ…連れていって
翼(胸)に傷をつけられた
動かない籠の鳥(私)
神様なんて居なくて本当は…
広げた地図の上、痩せた指で、存在を繋ぎ止めて
リンと伸びた花は、今も、きっと空(天)で咲き続けている
最初のコメントを投稿しよう!