丸の内ﾏｿﾞｽﾃｨｯｸ

出逢い

私は大学を卒業したばかりの新社会人ぁゅこ。この氷河期になんとか採用してもらった会社に初出勤だ。

会社に着き、課長の案内で部屋に入る。

「今日からうちの課に配属になったぁゅこ君だ。皆色々助けてやってくれ」

「初めまして、ぁゅこです。一生懸命やりますので、よろしくお願いします」

パチパチパチ皆の拍手が響く

「津島君、君がぁゅこ君の教育係をしてくれ」

「はい。ぁゅこ君よろしくね」

津島と呼ばれたのは、スーツの似合う好青年。

「よろしくお願いします」

私はニヤケてるのがバレないようにうつ向き加減で言った。