ピアスと君と俺。

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先生のチョークの音が五月蝿い 周りの話し声が五月蝿い。 誰も、 先生の話しなんて聞いてない。 みんな、 近くの人と話している。 「勉強する気ないのかよ…」 俺は小さな声で、 誰にも聞こえないように呟いた 「ねぇ、旭!」 隣の席から、声。 俺は無視。 すると、 隣から何かが飛んできた。 メモ? それは、 綺麗に手紙の形に折られていた 「何、これ。」 隣の席の奴に聞く。 相手は俺を無視。 くそ。 やられた… 俺は、メモを見た。 これは手紙なのか? 見ていいのか? それとも、 誰かに回せということなのか? 一人で悩んでる俺を、 アイツはチラっと見た。 そして、クスクスと笑い、小さな声で言った。 「手紙だよ。見なよ。」 「あっそ。」 わざと、 そっけなく返事をして、 メモを開いた。
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