第一章~忘れられない人~

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拓也は20歳になっていた。 真央のおじいちゃんの所を離れ、大学に行きながら独り暮らしをしていた。 「なー、拓也。明日合コンあるけど行かないか?お前いつも行かないしさ、今度こそ行こうぜ」 竜平が言った。 「そうだぜー。お前ルックスもいいし、彼女の一人や二人作っとけよ!」 「…」 「なぁ、行こうぜ」 「いや、パスしとくよ」 「付き合いわるいなー」 「ごめんな」 「なぁ、お前なんで彼女作らないんだ?」 「…」 「お前過去のこと俺たちに話さないよな」 と光輝。 「親友の俺たちにも話せないのかよ」 竜平が言う。
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