彼の名はスチュアート

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さっきまで一体だったはずのディアブロスが三体になっているのだ。 その内一体は片方角が折れていたが、残ったもう片方の角にはカンタロスの胴装備が突き刺さっていた。 それはほんの数時間前に見た『グラント』の内一人の防具だった。 「ちっ、あちらは失敗か。」 Mt.Gも状況を理解したようだ。 この状況はマズい。 ディアブロス亜種三体を同時に相手にして生き残れる保証はない。 ここは撤退しよう。 「逃げるぞ、スチュアート、ネチュジィ!」 「そうだね、さすがにこれはマズいよ…」 他の二人も同じ判断をしたようだ。
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