彼の名はスチュアート

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しかし、余韻に浸っている時間はない。 もう一体のディアブロスは俺達が剥ぎ取るヒマも与えてはくれない。 閃光状態が解け、口から黒煙をだしながらこちらに突進してくる。 なんとかその突進を避けるが次の瞬間、身体が別の衝撃を感じた。 「スチュアート!」 ネチュジィが俺の名前を叫ぶ。 一瞬、何が起こったのか分からなかった。 地面に身体が叩きつけられる。 実際下は砂なのでそれ自体は大したダメージではなかった。 状況を確認するために辺りを見ようとすると身体全身が痛んだ。 どうやらさっきの衝撃で全身打撲したらしい。 防具のおかげでこのくらいですんだ。 しかし、横には目を疑うような光景があった。
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