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キーンコーンカーンコーン…
それから間も無くして授業は終わりを迎えた。
「いやぁ、災難だねぇ♪一時間目から先生に指されるなんてぇ♪」
「なんだか随分とうれしそうじゃなぁい??」
そしてそれと同時に早苗が木葉に話しかけた。
「だって木葉が先生に怒られるなんて滅多にないから嬉しいんだもん♪」
木葉は少し怒った様な顔をする。
かわいいけどさ……
この子絶対小悪魔だょ!!
早苗の言うように、木葉は模範生徒であるために、あまり先生に怒られることはない。
また性格も良いために裏でコソコソと悪口をいわれたり、イジメにあったりということも全くない。
さらにこの容姿だ。
モテないわけがない。
目立たないように木葉はがんばっているが、ハッキリいって無意味である。
確かに勉強や運動が出来たら今以上にモテるのかもしれないが。
しかし本人は自覚していない。
言ってしまえば興味がないのだ。
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