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「…………」
~♪~♪~♪
遥也が木葉を見てからけっこうな時間がたつと、遥也の携帯が鳴った。
遥也はその音にようやくハッとし、我に返って電話にでる。
「…もしもし?」
「遥也!!今何処??続き撮るから戻っておいで!!」
「え、あ…わかった」
―ピッ
「…もうこんな時間たってたのか。…なんかそういえば冷えるな」
どうやらあれからずっと木葉が伝っていった屋根を見つめていたようで、寒さも、時間という概念もを忘れていたらしい。
それにしても綺麗だったな。
また会いてぇ……
しかしそんな事はどうでもよいらしく、そのことだけが頭を支配していた。
とはいってもマネージャーから戻ってくるように言われてしまったため、そのことを考えながら、名残惜しくも渋々そこを離れ、撮影現場にむかったのだった。
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