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「確かあの制服は神数高校だよな……。」
マネージャーの車で帰る途中にフッと思い出した。
神数高校は偏差値60を越えていて、頭がよくて有名な学校である。
そのうえ、運動でも県内でトップクラスという高校でもあり、誰もがあこがれる学校であったため、制服を見ただけで遥也にも学校名がすぐに分かった。
「マネージャー??明日撮影何時から??」
遥也は今日あの道を通ったのなら明日も同じ時間に同じ場所を通るかもしれないと思いマネージャーに尋ねた。
「…??
なんかやる気あるみたいね??
明日も今日と同じよ!!
登校のシーンをとりたいみたいだからね!!
朝じゃないと意味がないのよ」
おし!!!
遥也は小さくガッツポーズをとりながら、
「サンキュー♪」
とだけ答えた。
この日は撮影がなくなり仕事がなくなったので、遥也は家でずっと木葉のことを考えていたのだった。
こうして遥也の一日はおわった―…
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