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「おはようございます！！
…セーフですか？？」
屋根を伝って学校へ来た結果、ギリギリで教室に滑り込むことに成功した木葉。
「お前がギリギリに来るなんて珍しいなぁ…まぁ初犯だし今回はセーフだな！」
「ありがとうございます！！」
担任のその言葉にホッと息をつく。
とりあえず遅刻はまぬがれたようだ。
「木葉～！！今日くるの遅かったから学校休みかと思ったよぉ～！！」
その後先生に言われ、皆の視線を感じながらも静かに席につくと、後ろの席に座る佐倉 早苗（さくら さなえ）が声をかけてきた。
「あ、早苗おはよう！
毎日本当にかわいいねぇ～早苗は！！私がいなくて寂しかったの？？なーんて♪」
木葉は早苗にメロメロだ。
あんまりにかわいいからそんなことを言ってみる。
「おはようー！でも違うよ～！！今日うちの学校の近くでドラマの撮影やるっていってたから見てたのかと思ったの～！！
だからずるいなぁ～って思って！！
あ、でも木葉がいないのも寂しかったよ～！！」
「ありがとー！！でもずるいっていうのが本音でしょー？
というか撮影なんてやってたの？？」
急いでいたため全く気付かなかった木葉。
まさかカメラに偶然私が屋根伝ってる瞬間とか映ってないよね…？？
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