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急いで足を引き抜こうとする。
このままでは攻撃はおろか、防御も出来ない。
強い衝撃を受けた瞬間、身体が粉々に砕けるなんてのは御免だ。
しかし、両足は完全に床と一体化して凍っており、引き抜くのはもはや不可能だった。
「もうただのアイスバーね」
キリアがゆっくりと立ち上がる。
そして、右手に白光を纏う。
「До свидания(さようなら)」
キリアがそう言い、白光を纏った右手をこちらに突き出した。
そしてその次の瞬間、全てが終わった。
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