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クレアの肩を借りながらようやくドームの外へと出る。
クレアは『万が一』の場合を想定して銃を構えたが、ドームの外にはキンバリーが立っているのを見つけた。
「よく戻られました」
キンバリーが礼儀正しく出迎える。
「……随分派手にやったみたいね」
クレアの言葉が何のことか最初は分からなかったが、少し辺りを見回すとすぐに理由が分かった。
ドームの壁や床、このフロア全体の壁や天井全てが水に濡れて雫を垂らしていたのだ。
もしかして、さっきの轟音の原因って…………。
しかし、この様子からすると、ローリーは片付いたようだった。
「さあ、上へ行って他の方達と合流しましょう」
キンバリーとともに、ピチャピチャと足音を立てて上を目指す。
途中、フロアの出口に繋がる橋から下を見下ろすと、ローリーの死体が水の中に沈んでいるのを見つけた。
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