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スレイヤーの基地に到着し、トレーラーから降りるとキリアはすぐにサリーナとマリアに抱き締められた。
「おかえり、キリア」
2人に挟まれるキリアの顔には痛みに歪む表情が浮かんでいた。
キリアが叫びそうになったが、その直前に、任務開始時にはいなかった者の姿に気付き、キリアから離れた。
「ジャック!
久しぶりじゃない」
サリーナがジャックとハグし、懐かしい再会を喜び合う。
マリアは面識がなかったようだ。
「それで、そちらは?」
サリーナがこちらに視線を送る。
「サリーナ、彼がリベリオン、私のパートナーよ」
キリアの紹介を聞き、サリーナはさらに明るい表情を浮かべた。
「あなたがリベリオンね。
サリーナよ、宜しく」
「普段はディックでいいよ」
「それじゃあディックにジャック、キリア、中に入ってゆっくりしていって」
サリーナに誘われ、基地の中へと入っていく。
「まあ、数日はここでゆっくりするのもいいだろう」
ジャックがニヤリと笑う。
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