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「だから兄貴、私を殺す前に携帯を貸し―――」
「嫌だぁぁぁぁぁぁ!!!」
「うわっ?!」
ヤバい、兄貴狂った。
「俺がお前を…嫌だぁぁぁぁぁぁぁ!!!殺したくない!!殺したくなーい!!殺すぐらいなら自ら命をぉ―――」
「いい加減冗談に気付けっ」
ドゴッ
「たっ?!!」
今にも本気で自殺しそうな勢いだったので、兄貴の後頭部に私の得意技、『シャイニング・ウィザード』を喰らわす。決まった。
「い、痛てぇ……」
「そうか。そりゃあよかった」
「ひでぇなー。嘘だったのかよ……」
「当たり前だ低脳野郎。なにが人造人間アキラーンだよ。馬鹿か」
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