~第一章~     我が家族は頭がおかしい編

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「だから兄貴、私を殺す前に携帯を貸し―――」 「嫌だぁぁぁぁぁぁ!!!」 「うわっ?!」 ヤバい、兄貴狂った。 「俺がお前を…嫌だぁぁぁぁぁぁぁ!!!殺したくない!!殺したくなーい!!殺すぐらいなら自ら命をぉ―――」 「いい加減冗談に気付けっ」 ドゴッ 「たっ?!!」 今にも本気で自殺しそうな勢いだったので、兄貴の後頭部に私の得意技、『シャイニング・ウィザード』を喰らわす。決まった。 「い、痛てぇ……」 「そうか。そりゃあよかった」 「ひでぇなー。嘘だったのかよ……」 「当たり前だ低脳野郎。なにが人造人間アキラーンだよ。馬鹿か」
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