《優雅な旅・貧乏な旅》

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  もう少ししたら、人類は宇宙旅行が当たり前になる世の中が来るという…。  今のままでは、我々が生きているうちには無理な気がする。   2001年宇宙の旅…昔の人は21世紀にすごい未来を期待していたのだろう。 実際にはまだ、そこまでの発展はとげられてはいない。  高校のクラスメイトに、夏休みを使って50ccバイク【ポッケ】で、栃木から北海道へのひとり旅をしたヤツがいる。  ソイツは高校卒業後、ガソリンスタンドに就職し金を貯め、インドに旅に出た。   人生観が変わったというソイツは帰国後、北海道に移り住み、また金を貯め、今度は北海道で知り合ったバイク仲間のいる沖縄に働きに行った。  現在、ソイツは独身のまま北海道・札幌に永住。 夏には私の好物の【とうきび】を送ってくれる。    さて、私が昔付き合った女が、知り合いに船旅へ招待された。 いわゆる豪華客船というヤツで、世界中を航海しているので今回の日本寄港を逃すと、何年も乗れるチャンスは巡ってこないという船。   一週間かけての船旅は楽しかったとみえて、私へのお土産に大好きなZIPPOを買ってきてくれた。  乗客にしか手に入れる事のできないレア物である。   #客船アスカ ZIPPOimage=101690439.jpg
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