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「何してるの?」
極上の微笑み。
知ってる?
本物の悪魔は天使よりも天使らしく微笑むってコト。
ポカーンと馬鹿面している三人の意識を奪い去る。
倒れた三人をよそに花音は電話を掛けた。
「今すぐ迎えに来い」
場所はあの父親のことなら死んでも探し出すだろう。
まぁ携帯のGPSですぐ解るだろうけどね。
取り敢えず陸を運ぶ車は手配出来た。
「あッおじいちゃん?
ごめんね急に電話なんか掛けてちゃって…。
実はちょっとして欲しいことがあって…。
やり過ぎた少年にお仕置きしたいんだぁ。
…本当!?ありがとーおじいちゃん!!!」
花音は倒れたままの三人を一別した。
祖父はヤクザだ。
だけど実は孫にはかなり甘かったりする…。
「あッ紅月姉様?
ちょっとね、あの部屋を使いたいんだぁ…。
うん、うん、お願いしまーす」
気を失った三人にささやく。
「昨日言ったよね?
それなのに貴方たちは陸に手を出した…。
だから私からのプレゼント。
最高のおもてなしをしてあげる…」
組員の人と父が到着し、それぞれに指示を出す。
バカトリオは例の部屋へ運んで貰った。
陸は陸の父親が勤める中央病院に運ばせた。
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