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「別にどうでも良いわ。
殴るなら殴って欲しいね。
面白いことにしてあげるから…」
クスクスクスクスクスクス―…‥
敵に回してはならない人間だと本能に教え込ませる。
「殴れば暴行で逮捕、学校は退学になるでしょうねぇ?
しかも下手すれば刑務所行き。
貴方も面白いと思わない陸?」
「…多分、花音さんのそういう所が皆怖いんだと思いますよ。
一番、敵に回したくない人間ですね」
「誉め言葉として受け取っておくわ。
『使えるものは使う』
それだけのコトよ」
これは周りの人間への警告。
自分の身を守るためのね。
ここまで言って手を出してくる人間はまずいない。
まぁ、やられたら二度としたいだなんて思えなくなるまで徹底的に潰すけどね。
「僕、どうして花音さんと友達になれたんでしょう。
少しだけ不思議に思いました」
「ふふッ、どうせするなら鮮やかな毒を使いたい。そう思うのが私。
どうせ殺すなら、あっさりなんて殺してやらない。
何時間も何日も苦しんで苦しんでゆっくりと死に確実に到らせる…」
考えるだけでゾクゾクする。
「美しい花は自らを守るために時にトゲを持ち、時に毒を持つ…」
「上手いこと言うわね」
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