悪魔の囁き

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その後千代様に天使アレフ様についての話を延々と聞かされて半分睡魔が襲っていた💤💤 「雪麻さん、アレフ様の生まれ変わりというのはとてもありがたい事です✨」 「はぁ…その有り難さはもう実証済みで承知していますがね😓」 「雪麻さん、貴方はこれからもアレフ様の力をその身に感じる事でしょう😃」 「他の人には持てない素晴らしさを実感してます。では、そろそろ…」 「雪麻さん!明日から朝一で神様に祈りを捧げますよ。」 「教会にでも通われるのですか?」 「いいえ、我が家でお祈りをします。時間は朝六時に私の部屋へおいでなさい。いいですね?忘れたら…」 「承知いたしました😔」 千代様の神様に対する信心深さは誰もかなわないと思われる。 でも、我が家は確か…いやっ、そんな事はどうでもいいけど私に天使アレフ様の力がついたとしてその力を何処で活かすのやらが疑問だ。 ミャ~ン😃👣 「エルウィン、起こしてゴメンナサイね。千代様の説教?には疲れちゃうわ😭あぁ、眠い…💤」 フーッ 私の可愛いペット猫のエルウィンが窓に向き威嚇した。私の部屋は二階にあるから怪しい人でも来たのかと窓に立ってみた。 「よぉ!随分探したぜ。お前の匂いを辿って来たんだが中々みつからなくてアレフの名前を出して呪文を唱えたら辿りついたんだ😁」 ピシャン! 窓を開けたけど、嫌な者を見たから一瞬で閉めた。関わりたくない者がそこにいたから… 「テメェ!無言で閉めるなよ💢折角来てやったのに客扱いしないのかよ?」 「お客様なら玄関から来ます。窓の外…二階でいて中に入れたら近所の人に怪しまれるから入れてあげません😁」 「俺直々に来たのにそれはないだろう?」 「誰も来て下さい。なんて言ってません!貴方が勝手に調べあげてきたのでしょう?私は、悪魔の知り合い等いません。それに、悪魔の存在を認めてはいませんよ😁」 「まだ言うか💢お前がそんな態度なら俺だって優しくしてやらないからな。」 「構いません。貴方に優しくしてもらうつもりは元よりありません!私に関わらないで下さい。」 「俺だって、お前みたいな可愛くもない人間に関わりたくはないさ。だがな、お前が天使アレフの生まれ変わりだから危険が及ばない様に…」 ガラッ 「天使アレフの生まれ変わりだと危険が及ぶのですか?」 「アレフの事憎んでる悪魔もいるからな。」 「貴方に態々お手間はかけません!」
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