第一章

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『んっ………朝か』 カーテンの隙間から差し込む夏の朝日が心地よく 『すぅーすぅー。』 心地よく…… 『すぅー……んっ……………朋也…くん』 心地……よ……? 『ぇ?』 『すぅーすぅーすぅー。』 『あ……ぁわ………ぁわわ……』 この髪の色。この香り。そして俺の腕に当たるこのふくよかな二つのモノは… 間違いない…… 『こここここここ』 『んぅ?ん。あれ朋也くん?』 『こここここことことことこと』 『???朋也くんことこと?』 『こっことみ!?』 『???』 ことみが俺の布団…………あれ?俺の布団じゃなくね?てか俺の部屋じゃないよな? 『朋也くんどうしたの?』 『ぁえ……いや。なんでもない』 ここはことみの家の客室……だな 『そういえば昨日ことみの家に泊まったんだっけ』 『うん。朋也くん忘れちゃった?昨夜あんなに激しく』 『ストップ!!ちょっと待て!!昨夜何にも無いよな!?してないよな!?』 『…………ぇと寝てる間にしたの』 『それは藤林と勝平だろ………』 『ぇと……カツサンド』 『古川』 『………朋也くんいじめっこ?』 『なんでやねん』 クラナドメドレーが終わってもう一度状況整理。 昨日俺足をくじいて帰れそうに無かったからことみの家に泊まって一様二人別々に寝たはずなのに……なぜ?
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