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会見の翌日、プロ野球のオーナー会議が開かれた。
座長は読売の福田オーナー。
「いやいや困ったことになった。4球団で仲良くやっていたところだったのに・・・」
観客は少ないとはいえ彼等の会社の宣伝媒体としてはプロ野球は有効だった。彼等は自分達が仲良く分けあっていた土地によそ者が入ってくることに難色を示した。
転校生を仲間はずれにするクラスの中心人物的な存在が彼等だった。
「しかしそうは言っても彼等は日本の有力企業でもあるし、野球協約にある新規参入の条件は簡単にクリアしますよ。」
「すでに社会人や高校生に接触を図っていますし。」
「彼等が新規参入すれば我々の発言力がなくなるのは確実だ!!」
ソフトバンク、日本ハム、阪神電鉄の各オーナーもそれぞれ自分の利益を考えた発言を繰り返した。
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