第一話

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男の子「う……うぅ」 (今にも泣きそう) グゥバ「ケーキはグゥバが食べてあげるから、泣かないで。ほら、にぃっ」 メイ「なんでケーキを嫌いなのかなあ、ケーキはとっても美味しいのにぃ」 (ひとりごと) 男の子「ねぇ、早く僕を助けてよぅ……もうケーキはイヤだよぅ」 メイ「そうだね……なんでケーキが降ってくるのかわからないし……悪夢食べちゃおう! グゥバ!」 グゥバ「はーい」 (もぐもぐしながら返事) ナレーター「グゥバは、男の子のおでこに、自分のおでこをあてました。するとどうでしょう、今までケーキにあふれていた空間に、ケーキは一つ残らずなくなってしまいました」 メイ「完了!」 グゥバ「もう少しケーキ食べたかったなあ……」 ナレーター「しかし、わいわい喜ぶ二人を、ラビとダァダは難しい顔で見つめています」 ラビ「有り得ない……」 ダァダ「手抜きもいいとこね」 メイ「これでもうケーキは降ってこないよ!」 男の子「本当……?」 グゥバ「うん、本当だよ!」 ナレーター「メイとグゥバは、得意そうに胸を張りました」 男の子「ありがとう、ありがとう」 メイ「どういたしまして」 ナレーター「このあと起こる事態にも気づかずに」
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