2886人が本棚に入れています
本棚に追加
「あー、俺の暇つぶしに付き合ってくれるらしい。ただの人間だ。」
飄々とそう言うソウマにギッと睨みつけたけれど、奴はわざとなのかこちらを見ようとしない。
こちとら付き合う気サラサラないけどな。
仕方なく内心で鋭く突っ込んでいると、テナは一瞬息をのんですぐにあたしに向かって頭を下げてきた。
「またソウマ様は!ごめんなさい、ソウマ様が迷惑をおかけしてしまったみたいで。」
「へ、あ、いえいえ。」
「私、世界神補佐を務めておりますテナと申します。以後お見知り置きを…ってもうこんな時間!慌ただしくて申し訳ありませんが、失礼いたします。ほら行きますよソウマ様!乗ってください!!」
「あーうっせぇ引っ張んなクソガキ!」
最初のコメントを投稿しよう!