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…おかしい。
「あれ…なんでだろ…?」
しばらく走っていて、だんだんと恐怖心が沸き上がってきた。
というのも、不自然なのだ。学校までの道のりは不気味なくらい静かで、人にも会わなかったし、動いている車もない。
まるで自分以外は生き物がいないように感じられるほど、街が静寂に包まれている。
普段なら、この時間帯は出勤する人や立ち話をしているおばちゃん達があちこちにいてもおかしくない。むしろいないのがおかしいくらいなのに…
と、学校までの最後の曲がり角を曲がったとき、見慣れた顔と鉢合わせた。
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