第一幕ー始まりの蝶の如くー

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孝介『…なんなんだよ、アイツ。つか、日直の仕事までサボりやがったし。』 と、ため息をつく。 孝介『バカなことしちまった…な。』 孝介(俺もアイツのこと、いえる立場じゃあねぇのに。 俺だって… お前が好きなんだから。) 雅『只今帰りました!!』 刹那『お帰りなさい、雅。日直遅かったわね。』 雅『日直?あ、ああ、うん!!』 刹那『?あ、そうだわ。今日、母さま、橘様から誘われて、お茶会ですって。だから、帰りは夜ですって。』 雅『そうなの…。って刹那、いきなりだけど、ちゃんと聞いてね。』 刹那『なに?雅?』 雅『ーーー私、鈴村さんが好きなの。』 これはー刹那への、宣戦布告だ。ー
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