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『よう、タカ。待たせて悪い。』 念入りに準備してしまったから、俺は待ち合わせに5分遅れた。 「遅えよ。さっさと行こうぜ。」 タカとは中学2年のときに同じクラスになった。 それまでも部活仲間でそれなりに話はしていたけど、クラスで行動を共もするようになってからいきなり仲良くなった。 「姉貴がさー、今日案内係りで体育館いるらしーんだー。」 『まじ?タカの姉ちゃん美人だよな。』 タカの姉ちゃんは二つ上で生徒会に入ってる。 中学のときからめちゃくちゃ成績優秀な美人で、菜々先輩と言えば誰もが知ってるくらいだった。 俺も昔はちょっと憧れてた。
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