われはみじゅくなあくま

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とある世界のとある悪魔のお話。     天には天使   中には人間   地には悪魔     その三族が共存している世界。 そんな世界の地で一つの命が誕生した。   親は分からない   知らない間に存在していた   名前も誰も知らない。   だからかみんなそれを未熟な悪魔と呼んだ。   未熟な悪魔は名がない事は気にしていない。   それがその子なのだ。   未熟な悪魔は姿も変わっていた。 地の国の姿なのだが色は天の国の者。   悪魔も天使も未熟な悪魔を軽蔑した眼差しを向けていた。   だけど未熟な悪魔は気にしていなかった。   生まれてずっと周りがそうだったからだ。
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