われはみじゅくなあくま

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未熟な悪魔の出現に頭を悩ましている人がいました。 それは地を治める主、魔王様でした。 何故未熟な悪魔が産まれたのか分からず、更にはこの先どう未熟な悪魔を扱って良いも分かりませんでした。 ですから天を治める主、神へ相談する事にしました。 神と魔王は未熟な悪魔に対してじっくり議論しました。 天と地どちらも人手があまるという事が無かったからです。   二人の主は十分談義した結果   一週間天地交互の教育を行い最後の七日目に天使になるか悪魔になるか選ばせる事にしました。       自分の存在がそんな話し合いを引き起こしている等知らず未熟な悪魔は大好きな地で取れるアダムリンゴをかじっていました。   幸せそうに。
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