285人が本棚に入れています
本棚に追加
「じゃあ……ちゃんとしぃが面倒みるんだぞ?」
ギコの言葉に、明らかにしぃは顔を明るくさせた。
「うん!良かったね、ゾヌ!」
「バウ!」
しぃとゾヌは幸せを分ち合うかのように飛び跳ね、喜ぶ。
その姿を見てギコは苦笑いを浮かべ、頭の後ろをかいた。
「じゃあ、行くモナ」
やることもやったモナと言いながら、モナーは出口に向かう。
「待って」
「ん?どうしたモナ?」
それをしぃの一声が止める。
「ゾヌが背中に乗れって」
その場にしゃがみ込み、搭乗者を待つゾヌを撫でながら。
最初のコメントを投稿しよう!