平凡な世界

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「じゃあ……ちゃんとしぃが面倒みるんだぞ?」 ギコの言葉に、明らかにしぃは顔を明るくさせた。 「うん!良かったね、ゾヌ!」 「バウ!」 しぃとゾヌは幸せを分ち合うかのように飛び跳ね、喜ぶ。 その姿を見てギコは苦笑いを浮かべ、頭の後ろをかいた。 「じゃあ、行くモナ」 やることもやったモナと言いながら、モナーは出口に向かう。 「待って」 「ん?どうしたモナ?」 それをしぃの一声が止める。 「ゾヌが背中に乗れって」 その場にしゃがみ込み、搭乗者を待つゾヌを撫でながら。
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