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そして、そんな超高速ゾヌブースターにより、三人は新板の近くへとやってきた。
「ゼェ……ゼェ……何て速さだ……」
「こっ……こっちは、モナー族のい、今は亡き長老が見えたモナ……」
明らかに口から浮遊体が出そうな二人。その二人に、しぃが近付く。
「二人共、大変だったみたいだねえ」
「しぃは大丈夫みたいモナね……」
「な、何で大丈夫なんだ……ゴ……ルァ~……」
「箱に隠れたから大丈夫だったよ」
それは勿論これだよといった様子で、背後から『しぃ』と書かれた段ボールを取り出すしぃ。
なんという段ボールマジックかと、モナーとギコは唖然とした。
「じゃあ、行こっか。ゾヌは待っててね」
「ガルル~」
ギコとモナーは肩を抱き合いながら、しぃの後に着いて、新板に向かった。
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