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四人が談話を楽しみながら、新板の中を進んでいくと、ピタリとギコが足を止めた。
「なっ、何じゃゴルァ~!?」
その叫びに驚き、しぃ、モナー、モララーも足を止め、現状況へと目を移す。
「変わってるとは聞いたが……まさか、こんなもんが出来るとは」
顎に手を当て、ギコのような驚き方ではなく、冷静に状況を分析するかのようにモララーが呟く。
「危なくないかな?」
不安気に、ギコの片腕にしぃは抱き付く。その不安を取り除くためにモナーが口を開く。
「URLにさえ触らなきゃ大丈夫だと思うモナ。でも、こんなとこにはそんな長くいちゃ駄目モナ。早く出るモナ」
「そうだな……出口に戻ろう」
何故、彼等はこれ程までにここを嫌がるのか。気になってくるのはその板の内容。
周りに浮かぶURLには、ネットの敵、コンピューターウイルス。
ここは、コンピューターウイルス板。
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