平凡な世界

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「あの」 「ん?何だいお嬢ちゃん?」 削除人は、掃除を中断して、しぃに向かって愛想良く、ニコリと笑う。 「スレを削除するときに、犬のAAはいませんでしたか?」 「犬のAA?」 ポリポリと頭をかきながら、頭の中で記憶を回想させる削除人。再び口を開く。 「うーん……それらしいものは見たよ。多分、一九三スレ目位だったはずだよ」 「本当ですか!? わかりました!ありがとうございます!」 「あいよ」 そして、しぃは少し離れた所で待っていた、ギコとモナーのもとに戻って来た。 戻って来たしぃに、ギコが一番に声を掛ける。 「どうだった?」
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