平凡な世界

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「その子の場所、わかったよ」 「良かったモナ。どこモナか?」 「一九三スレ目だって。で、その……」 しぃが、その場で指を組んで、何かを口ごもる。 その姿に、ギコとモナーは頭にハテナを浮かべ、出かかっている言葉を待った。 「着いてきて……くれる?」 言葉を聞くと同時に、二人は笑った。 「勿論モナ。ね、ギコ」 「仕方ねえなあ、付いてってやるよ」 ギコが耳の後ろを、薄ら笑いを浮かべながら、ポリポリとかいた。 そして、しぃは二人の言葉をとても嬉しそうに受け入れ、ひまわりの様な笑顔を浮かべた。 「ありがとう、二人共」 そして、三人は目的の場所に向かいだした。
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