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「ママー!」
5歳になった翔太が、
私の方へ走ってきた。
「翔太?どうしたの?」
翔太が、白い封筒を持ってきた。
「これ、おにーちゃんがね、ママにわたしてきてって!」
「お兄ちゃん??」
ここは、近所の公園。
小さい頃、
翔とよく遊びに来た公園だった。
「どんなお兄ちゃん?」
「しらないー!
まえにあったよー?」
「翔太~?知らない人と話しちゃダメよ?」
「でもね、おにーちゃんがね。
ママに、げんきでねって。ないていいからって。」
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