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急いで、封筒を開ける。
まさか。
そんなわけない。
あるわけがないよ。
『死んでしまった』あなたから
手紙が来るなんて・・・
頭の中でそう呟いても、
翔からの手紙であって欲しいと願っている自分がいる。
「うそ・・・」
中からは、桜の花びらと、
2枚の手紙が出てきた。
「・・・翔の、字だ・・・」
綺麗だけど、すこしくせのある字。
忘れるわけがない、
翔の字。
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