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“別れは
突然やって来る。
でも、別れがあるから、
出会いがある。
俺が死んだから、
果穂は兄貴と結婚できて、
可愛い息子も出来たんだよ。
出会いと別れは紙一重なんだ。
もし、果穂と出会っていなかったら、
こんなに苦しくなかった。
こんなに辛くなかった。
こんなに悲しくなんてなかった。
でも、果穂と出会っていなかったら、
好きだって気持ちも、
大好きだって気持ちも、
愛してるの意味さえも、
俺は知らなかったかもしれない。俺は、
果穂に出会えて幸せでした。
果穂の総てが好きでした。
笑顔も、
泣き顔も、
怒った顔も、
寂しそうな顔も、
悔しそうな顔も、
嬉しそうな顔も、
大好きだった。
果穂。
次、生まれ変わっても、
君と巡り合いたい。
出来るなら、
次も、恋人同士になって、結婚して・・・
幸せな家庭を持ちたいんだ。
果穂は笑うだろうか？
こんな馬鹿な夢を。
また、いつか。
かならず会えるから。
その日までは、さようなら。
P.S.小さい頃からずっと、好きだったよ。
矢神 翔”
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