プロローグ

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なぁ、果穂。 君の笑顔が好きなんだ。 心からとびっきりの笑顔が。 でも・・・ 君の辛い笑顔は見たくないんだ。 “泣かないで。” 俺が最期に書いたあんな言葉。 俺が火葬されてから、 君はそれをずっと、守ってくれている。 うれしいよ。 でも・・・ 自分がひどく恐ろしく思えるんだ。 君の涙を奪ってしまったのは、俺なんだ・・・ 心配なんだ。 こっちへ来てしまうんではないかと・・・
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