西暦19XX年

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    「ホントにこんな馬鹿でかい鉄塊が大気圏を出れんのか?」   「前回のロケットは一応宇宙まで行ったじゃねーか。すぐ墜ちたけど…」   巨大な鉄塊を見上げて二人の作業員が話している。   どうやらこの鉄塊はロケットと言うらしい。   人類が新たな世界へ一歩を踏み出すための道具だ。   「はぁ、続きやるか…」   浅くため息をついて二人は作業を再開した。
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