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「現実に真ん前におるやんか。まーML細胞とJR細胞を化合してDY細胞にしてからだな…」
「???」
「んでもってLK細胞として…ってわからんか」
なんだかよく分からないけど、すごいことのようだ。
「そこまでは分かったわ。けど何故ここに来たの?」
「それはあんたらに会いに来たからや。正確に言うと連れ帰りに来たんやけど」
「はあ」
「だけどすごいよねー。どうやってここに来たの?」
「わいらも魔獣なんやけど一つだけ違うところがある。わいの名前にもなっている『転送』や」
「転送?なんなんだよそれ」
「おぉ、久々に喋ったな」
「なんだよ」
(会話に入るタイミングがなかっただけだ)
「それはおまえが悪い」
「あぁ~。さっきから勝手に人の心読むな!」
「嫌なら変なこと考えるな。舞はんはなんも隠しとらんぞ」
と言いながら舞を見た。
「イエーイ」
ピースしながら舞が言った。何も隠し事をしないというのも問題だと思うのだが…
「私たち気が合うかも」
「ほんまやな」
ニコニコと微笑み合いながら会話が続く。
「まぁ、さっきもやったとおり、これが二つ目の能力。心を読むことが出来る。『透心』やな」
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