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「そうやで何なら使ったろーか?」
そう言ってシャスラルが魔法を使おうとしたとき、
「あの~」
少し怒りの混じったのんきな声が聞こえた。
「泉~私のこと忘れてない?それに私は考えるだけでは内容が分からないんですけど~」
そういえばそうだ。勘はいいが、人の思うことすべてがわかる分けない。
(少しぐれている…)
「そら大変やな~頑張りーやー」
その言葉に泉はもう一度握り拳を作り直した。そいつはそれで分かったようだ。
「冗談やって、んでどうする?」
このまま放っておいたら、彼がサンドバックになるのは目に見えている。
「おまえとても危ないのを幼なじみにもっとるな~」
(そこら辺は聞かないでもらいたいな・・)
まあ大丈夫だろうと泉は舞に向き直り、
「あのな舞、俺とそこの黒い塊が話していたのは…いて…ごめんごめん…」
内容を話した。その中で舞に一回たたかれた。
「ふ~ん。中身はわかったけどその考えるだけってのはやめて欲しいな~」
やっぱりわざとぐれているようだ。
「すいません。努力します」
ここでシャスラルが出てきた。
「えー今言ったとおり、魔法を一つ」
「おまえは上方の漫才師か?」
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