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「うるさい!」
「まあまあ早くやって」
舞もそう思ったらしい。少し笑っている。むすっとしながらシャスラルが答えた。
「んで何を出しましょうか?」
「ん~どうしよう?」
「火の玉でも出しましょうか?」
「それって面白そうっ」
最後がハートマークになっている。舞って一生嘘つきそうにない。
「んじゃいくで!!ファイア」
小規模の魔法陣が腕の先(以後手)に表れ、
そこから自分の大きさほどの火の玉を出した。
「「お~」」
そこに舞が、
「ただのライターのようなものだったりして」
なんてことを言ってしまった。カチンときたらしい、シャスラルが火の玉を放った。
「ひゃっ」
さすが運動部、ちゃんと避けたが、その後ろにあったカーテンは避けられなかったようだ。
「!?」
カーテンが燃え出した。
「大丈夫や。ウォーター」
手から水の玉が出てきた。あの水はどこから集めたんだろうか?その前にしっかりと焼けているのはどうするのだろうか。
「んなことで干からびはせんで」
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