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舞も呆然と見ている。
「そもそも魔法とは…」
「あのぉ、なんで燃えたこと何にも言わないの?」
当たり前の質問だ。
「あっそれについては心配せんで良いから」
おいっ。と泉が言おうとしたとき、
グラッ、地面が揺れた。
「地震?」
舞がおびえている。
「そんなはずあらへん。この世界は一時的にわいがつくった世界や。地震おろか雨さえふらんはずや」
「それじゃ何だって言うんだ!」
僕が答えた。
「この世界に魔物っておるか?」
「い、いるわけないじゃない!」
「ってことは、まさか!」
シャスラルが何か言おうとしたのだが・・部屋が光り出した。
「あ、あかん。わいにつかまれ。早く!」
2人は急いでシャスラルにつかまった。
…光がやんだ。そこはいつもの部屋だった。
燃えたカーテンもなければ、ちゃんと外の声も聞こえる。しかしその声はいつもの声じゃなかった。不安と恐怖の叫び声だ。
そして何故か疑問を抱いたような声も聞こえる。そして、
「ほぉ、魔術未発達地域か。こんなところに逃げて何になるって言うんだ?」
聞こえた方を向くと一人の男が空に浮いていた。
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