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第五章 魔人の力
「魔力が一以下のガキ二匹と十程度の人工魔獣一体か。
フォワードがこんな所に何のようだ?
まさかそいつらを連れて行く気か。ハハハ!
冗談は止せよ」
「ぐっ」
シャスラルと男が話し合っている。男の方は大きいマントを羽織っていて足が全く見えない。そしておぞましいかたちの兜を身につけている。
「ま、魔人がこんな所に何のようだ」
「ふっ、それは貴様にも言えることだろうがな」
会話の内容からしてとても分が良いようには見えない。言葉にも余裕がない。
「それよりあなたは誰なのよ!何様のつもり!?」
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