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「まて!!」
何かが何かを追いかけている。追われている方は黒い球体で、野球のボールより少し大きい程度。
しかし、追っている方は人間ぐらいの大きさで、しっぽがあり爪があって顔はカエルのようである。
「誰が!」
「どうせ無駄だ」
その言葉を如実に表しているかの如く、二匹の間は狭まっていく。
「は、早く…」
黒い球体が光り出した。
そして、突然光ったかと思った瞬間、
それは忽然と姿を消した。
「なっ、何だ?」
それはこの世界から消えた。
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