第一章

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「まて!!」 何かが何かを追いかけている。追われている方は黒い球体で、野球のボールより少し大きい程度。 しかし、追っている方は人間ぐらいの大きさで、しっぽがあり爪があって顔はカエルのようである。 「誰が!」 「どうせ無駄だ」 その言葉を如実に表しているかの如く、二匹の間は狭まっていく。 「は、早く…」 黒い球体が光り出した。 そして、突然光ったかと思った瞬間、 それは忽然と姿を消した。 「なっ、何だ?」 それはこの世界から消えた。 第二章へ
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