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朝、目覚まし時計の五月蝿い鳴き声で起こされる。
どんなに眠くても奴は容赦ない。
欠伸まじりに僕はベットから下りる。
窓からは朝日が差し込んでいた。
いつもと変わりのない
なんの変化もない
「おはよー」
「あら、おはよう。今日は早いのね」
母さんがそう言って、朝飯を揃えた。
「あー、うん。なんか早く目が覚めたみたい」
「珍しいこともあるのね。ねぇ、貴方」
「ああ」
父さんも相変わらずに新聞を読みながら、母さんの問い掛けに曖昧に答える。
何も変わらない
いつもと同じ
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