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「いってきまーす」
「いってらっしゃい」
なんら代わり映えしない
変わらない
いつもと変わらぬ通学路を通る。
しかし、少し違った。
キキィー!!
勢いよく三輪車で走ってきた女の子が僕の前に立ちはだかった。
女の子は僕と差ほどかわらないくらいの年齢に見える。
でも、なんで三輪車?
気にせずに先に進もうとしたら、彼女はまた立ちはだかった。
「なんですか?僕急いでるんですけど」
「うん、知ってる。だけど君に伝えておきたいことがあるんだ」
「はい?」
「世界と共に君達人間も消える」
世界と僕らが消える…?
「は?冗談だよね?冗談ならやめてくれよ」
「冗談じゃない。ホントのこと」
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