世界崩壊10日前

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「いってきまーす」 「いってらっしゃい」 なんら代わり映えしない 変わらない いつもと変わらぬ通学路を通る。 しかし、少し違った。 キキィー!! 勢いよく三輪車で走ってきた女の子が僕の前に立ちはだかった。 女の子は僕と差ほどかわらないくらいの年齢に見える。 でも、なんで三輪車? 気にせずに先に進もうとしたら、彼女はまた立ちはだかった。 「なんですか?僕急いでるんですけど」 「うん、知ってる。だけど君に伝えておきたいことがあるんだ」 「はい?」 「世界と共に君達人間も消える」 世界と僕らが消える…? 「は?冗談だよね?冗談ならやめてくれよ」 「冗談じゃない。ホントのこと」
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